読んでいて、これは子どもだけのはなしではないなと。
子どもの友達力は親子関係から その2 / SAFETY JAPAN [親野智可等氏] / 日経BP社
印象に残ったところをメモ。
なぜ、子どもが父親との会話を嫌うかというと、まず説教が多いからだ。何かにつけてすぐ子どもへの説教になる。すると、会話へのモチベーションが下がってしまう。
たしかに、説教ばかりされる人とはしゃべりたくない。
もう一つは否定的な話し方をするから。例えば「4年生にもなってまだそんな字を書いているのか。もっとていねいに書かなきゃダメだ」「脱いだ靴はそろえなきゃいけない」など。
う、耳が痛い。
話し方の良い例(否定的でない話し方)として2点ほど挙げられている。 一つは肯定的な例。
良い例1:「字を丁寧に書くと賢く見えるぞ」「脱いだ靴をそろえると気持ちがいいね」
もう一つは命令だが、否定的であるよりは、命令形のほうがマシ、であるという。
良い例2:「字を丁寧に書こう」「脱いだ靴をそろえなさい」
否定的なものの言い方はやめよう。
そして、一番大切なのは子どもの話をじっくりと聞いてあげることだ。話の聞き方は友達力に大いに関わる。
親と子どもの話だけではなく、人間関係の基本なのだ。