なるほど、そうだったのか。
なかには頭の回転が速い子供がいる。言葉が達者で、口から先に生まれてきたような子供がいる。その一方で、ぼんやりしていて、何をするにもワンテンポ遅れてしまう子供がいる。けれど、どんな性格をしていようと子供は考えるのが好きだ。まこ先生は、そう言った。どんなにおっとりした子でも、その子なりに「自分で考える」のは楽しいのだ。頭を使うのはよろこびなのだ。
[その子はなぜ大人の言うことを聞かないのか? | Rootport]
頭をつかうのは喜び、だなんて、いい事を言うね。
しかし、子どもだけじゃなく、大人も頭をつかうことが好きなんだろうな、と思った。
テレビとかラジオとかを視聴していても、何か考えている。
見ているのがクイズ番組ならそのクイズに回答するし、見ていても全然別のことを考えていたりもする。
小中学生の頃は勉強することが嫌だったけど、それは他のことを考えるのに忙しかったから、だったのかなと今は思う。
授業の最中は、やってるゲームの続きのことを考えたり、そういえば、ゲームブックみたいなものを作ったりもしていた。
あー、罫線を使ってウィザードリィみたいな3Dのダンジョンを書いていたりもしたなぁ。
同じことばかりではつまらない
いつも何かしら考えているとは思うけど、いつもいつも同じことを考えていると飽きてくるし、行き詰まる。
でも、そんな時に休憩したり、話をしたり、何か別のことをしたりすると、ふと閃いたりすることがある。
そんな時って、あまり関係ないんだけど話をしていた人に感謝の気持を持ったりする。
映画やドラマとかでは、閃きを見せるのによく使われる手法だと思う。
演出としては高度なものではないと思う(正直安っぽい演出だなと思う)けど、それでもそういうことはよく経験するからこそ理解されやすい。腑に落ちやすいってことだ。
教える、ということ
ここ1,2年は、Perl入学式の講師としてや、非常勤講師としてプログラミングについて話したりする機会があったけど、毎回どうやって伝えるのが良いのか、ということを考えている。
前に立って喋るからには、やはり何かしら感じ取ってもらいたい。
資料も結構時間をかけて用意した。
何度か経験しているからこそ本当に教えるって難しいと思う。
子供の頃、何度も言われたと思う。
「大人になったら『学校でちゃんと勉強しておけばよかった』って思うよ」って。
確かに思っている。
思っているけど、どうせだったらもっと分かるように言って欲しかったな…とつくづく思う。
無視して苦労しているのは、その時に言うことを聞かなかった私が悪いのだ。
甥や姪には、こんなことをちゃんと伝えてくれる人がいるだろうか?