GitHub Copilot の指示ファイルを AGENTS.md に変更する

GitHub Copilot の指示ファイルを copilot-instructions.md から AGENTS.md に変更し、VS Code でも正しく動作する設定を追加しました

@nqounetです。

GitHub Copilot を活用していると、プロジェクト固有の指示をエージェントに伝えたい場面があります。今回は、指示ファイルの配置場所を変更し、VS Code でも正しく動作するようにした作業を紹介します。

背景

これまで、GitHub Copilot への指示は .github/copilot-instructions.md に記載していました。しかし、2025年8月28日に GitHub は Copilot coding agent now supports AGENTS.md custom instructions を発表し、AGENTS.md がサポートされるようになりました。

AGENTS.md はリポジトリルートまたはサブディレクトリに配置でき、プロジェクト固有のビルド手順、テスト方法、コーディング規約などを詳細に指定できます。

そこで、指示ファイルを AGENTS.md に変更することにしました。

変更内容

1. ファイルのリネーム

.github/copilot-instructions.md の内容をリポジトリルートの AGENTS.md に移動しました。内容自体は変更していません。

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.github/copilot-instructions.md → AGENTS.md

2. VS Code 設定の追加

AGENTS.md はリポジトリルートに配置すると GitHub Copilot Coding Agent が自動的に認識しますが、VS Code の Copilot Chat でも参照されるように設定を追加しました。

.vscode/settings.json を新規作成し、以下の設定を追加しました。

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{
    "github.copilot.chat.codeGeneration.instructions": [
        {
            "file": "AGENTS.md"
        }
    ]
}

この設定により、VS Code で Copilot Chat を使用する際にも AGENTS.md の内容が参照されるようになります。

まとめ

GitHub Copilot の指示ファイルを AGENTS.md に変更する場合、以下の2点を対応すれば、VS Code でも正しく動作します。

  1. 指示ファイルをリポジトリルートの AGENTS.md に配置する
  2. .vscode/settings.jsongithub.copilot.chat.codeGeneration.instructions 設定を追加する

これにより、GitHub Copilot Coding Agent と VS Code Copilot Chat の両方で同じ指示ファイルを参照できるようになります。


本記事はバイブブロギングで作成しています。

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