@nqounetです。
先日、GitHub Copilot エージェントパネル(Coding Agent)を使って「エンジニアに転向した日々を振り返る」という記事を書いてもらいました。
この記事作成から(これを書いている時点で)まだ3日ほどしか経っていませんが、すでに多くの学びがありました。今回はその体験について振り返ります。
プルリクエストとセッション
この記事作成は以下のPRとセッションで行いました。
手探りのプロンプト
この時は、まだエージェントに対してどのようなプロンプトを与えれば良いのか、手探り状態でした。何を考えながらプロンプトを書いたのか、今となっては明確ではありません。
ただ、一つ意識したことがあります。プロンプトの最後に「というような内容の記事を書きます。」と書くことで、その文の前までが記事の内容であることを示しました。
この書き方によって、エージェントに「ここまでが記事の内容の指示で、ここからが作業の指示です」という境界を明確に伝えることができたと思います。
検索行動に感じた「知能」
セッションのログを見ると、エージェントは2011年5月に書いた記事を検索していました。
何度も言いますが、このような行為に「知能」を感じます。私が「2011年5月に不動産会社を辞めた」という情報を与えると、エージェントはその時期の記事を探しに行ったのです。
単に指示された内容を書くだけでなく、関連する情報を能動的に収集しようとする。これは人間のライターが取材をするような行動です。与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、裏付けを取ろうとする姿勢に、AIの進化を感じました。
自己PRによる記事の補完
初稿が完成した後、私は自己PRの文章を提示して、記事を補完するように指示しました。
この指示による修正は、非常に自然で違和感がありませんでした。エージェントは既存の見出しの内容に合わせて情報を追加したり、必要に応じて新たに見出しを追加したりしていました。
うまくマージしたな、と感心しました。
単に情報を追加するのではなく、記事全体の流れを考慮して、適切な場所に適切な形で情報を配置する。これもまた、人間のライターが行う編集作業に近いものです。
学んだこと
この体験から学んだことをまとめます。
- プロンプトの最後に「というような内容の記事を書きます。」と書くことで、内容と作業の境界を明確にできる
- エージェントは与えられた情報を元に、関連する情報を能動的に探しに行く
- 追加情報を与えると、既存の文章構造を尊重しながら自然にマージしてくれる
- 人間が取材や編集で行うような作業を、AIも行うことができる
まとめ
エージェントパネルを使った記事作成は、単にAIに文章を書かせるというだけではありませんでした。
プロンプトの書き方を工夫することで、AIとのコミュニケーションがよりスムーズになります。そして、AIは指示を受け取るだけでなく、能動的に情報を収集し、既存の構造を尊重しながら編集を行うことができます。
これからもエージェントパネルを活用しながら、より良い記事作成のワークフローを探っていきたいと思います。
本記事はバイブ・ブロギングで作成しています