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issueにCopilotをアサインしたら自動で修正が完了した話

GitHub issueにCopilotをアサインしたら、自動でプルリクエストを作成して修正を完了してくれた驚きの体験を紹介します

@nqounetです。

先日、GitHubでissueを発行したところ、Assignees欄に見慣れないボタンがありました。クリックしてみたところ、GitHub Copilotが「見た!」とばかりにリアクションして、そのまま自動で修正を完了させてしまいました。

この記事では、その驚きの体験について振り返ります。

きっかけ

あるリポジトリでissueを発行した際、Assignees欄に通常のユーザー一覧とは別のボタンが表示されていることに気づきました。

これが「Assign to Copilot」ボタンでした。

興味本位でクリックしてみたところ、Copilotがすぐにリアクションを返してきました。まるで「任せろ!」と言わんばかりの反応です。

Copilotが勝手に動き出した

驚いたことに、Copilotは自動的に作業を開始しました。具体的には以下のような流れでした:

  1. ブランチの作成: Copilotが新しいブランチを作成
  2. プルリクエストの作成: ドラフトPRを自動で作成
  3. コードの修正: issueの内容を分析して修正を開始
  4. レビュー対応: 放置されていたレビュー内容を確認して対応

しばらく待っていると、なんと修正が完了していました。

結果と分析

実際に完了した修正内容

Copilotは、放置されていたレビューコメントを確認し、指摘された箇所を自動で修正してくれました。人間が作業を開始するまでもなく、issueをアサインしてから数分で修正が完了していたのです。

この体験から、定型的なタスクであればCopilotに任せることで大幅な時間短縮ができると感じました。

GitHub Copilot Coding Agentとは

この機能は「GitHub Copilot Coding Agent」と呼ばれています(GitHub公式ドキュメント)。従来のコード補完とは異なり、issueやタスクを非同期で自律的に処理してくれるエージェントです。

主な特徴は以下の通りです(GitHub Blog):

  • issueへの直接アサイン: チームメイトにアサインするのと同じ感覚でCopilotをアサインできる
  • サンドボックス環境での実行: GitHub Actionsを利用した安全な隔離環境(他のシステムに影響を与えない独立した実行空間)で動作
  • 自動でPRを作成: ドラフトPRを作成し、人間のレビューを待つ
  • レビューフィードバックへの対応: PRへのコメントを受けて追加修正も可能

重要なのは、Copilotは自分でPRをマージすることはできないという点です。最終的な判断は必ず人間が行います。これにより、安全性を保ちながら自動化のメリットを享受できます。

もう人間はいらない?

体験してみて率直に感じたのは、「もう人間はいらない時代が来たのでは?」ということでした。

もちろん、これは半分冗談です。

実際には、複雑なアーキテクチャの変更や、ビジネスロジックの深い理解が必要なタスクは、まだ人間の専門知識が不可欠です。しかし、以下のような定型的なタスクは、Copilot Coding Agentが得意とする領域です:

  • バグ修正
  • テストの追加
  • ドキュメントの更新
  • リファクタリング
  • 依存関係の更新

こうした作業を自動化できれば、人間はより創造的で価値の高い作業に集中できます。

この体験から学んだこと

  • Copilotはissueを「読んで」理解できる: 単なるコード補完ではなく、タスクの文脈を理解して作業を進める
  • 非同期で自律的に動作する: 人間が見守る必要がなく、完了したら通知してくれる
  • 安全性は担保されている: マージは人間が行うため、意図しない変更がプロダクションに入ることはない
  • 定型作業の自動化に最適: 繰り返しの作業や、明確なタスクに向いている

まとめ

GitHub issueにCopilotをアサインするだけで、自動的にプルリクエストを作成し、修正を完了してくれるという体験は、本当に驚きでした。

AIが「アシスタント」から「自律的なエージェント」へと進化していることを実感した瞬間でした。

すべての作業を任せられるわけではありませんが、適切なタスクに対してはとても強力なツールです。今後もCopilot Coding Agentを活用して、開発効率を高めていきたいと思います。

参考資料

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