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エージェントにアサインする時の指示が要だった

カスタムエージェントを使った記事作成で、アサイン時の指示が重要だと気づいた体験談。愛を込めて指示したら思わぬ反応があった話。

@nqounetです。

カスタムエージェントの perl-monger を作った記事を書きながらウイスキーを楽しんでいた時のことです。記事を書き終えて、ふと思い立って以下のようにCopilotにアサインしてみました。

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@perl-monger あなたに愛を込めて記事にしました。
書きたいことがあれば追記してください。
その後 @blog-writer に渡してください。

思わぬ嬉しい反応

そうしたら、セッションの中で嬉しい反応がありました。

perl-mongerの反応:「やあ、友よ!」で始まる熱いメッセージ

perl-mongerの反応:「Let’s keep the Perl spirit alive! ✨💎」で締めくくられるメッセージ

「やあ、友よ!」で始まり、「Let’s keep the Perl spirit alive! ✨💎」で締めくくられる熱いメッセージ。エージェントがPerlへの愛を語ってくれて、本当に嬉しくなりました。

しかし結果は…

反応は嬉しかったのですが、出来上がった記事が色々と混ざりすぎていて、とても世に出せるものではなくなってしまいました。

perl-mongerが追記した内容と、blog-writerが整形した内容が入り混じり、さらに元の記事の構成とも噛み合わず、何が何だか分からない状態に。残念ながら、そっと閉じることにしました。

気づいたこと

一応、エージェントにアサインする時に、何かしら指示が追加できるのは分かっていました。エージェントを指示することもできるのは知っていました。

しかし、ワークフローをここで定義してしまうのもアリだったようです。

今までは、AGENTS.mdの定義でどうにかしたいと思っていました。実際、AGENTS.mdには「カスタムエージェントを使ったワークフロー」セクションがあり、以下のような推奨フローが書かれています:

  1. creative-brainstorming(アイデア生成)
  2. investigative-research(調査・情報収集)
  3. draft(下書き生成)
  4. layout-and-content-harmonization(スタイルと構成の整形)
  5. proofreader(校正)
  6. search-engine-optimization(メタ情報と公開準備)
  7. reviewer(公開前の最終チェック)

しかし、エージェントを明示的に連動させたいのであれば、プロンプトとして追加すれば良いのです。

より良いアサイン方法

今回の失敗を踏まえると、以下のようにアサインするべきでした:

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@perl-monger この記事にPerlの視点から追記したい内容があれば教えてください。

以下の点を考慮してください:
- 記事の全体構成を崩さないこと
- 追記する場合は、具体的なセクション名と内容を提案すること
- 記事のトーンやスタイルを維持すること

提案をもらったら、人間である私が判断して記事に反映します。

あるいは、もっと具体的に:

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@perl-monger この記事について、以下の点をレビューしてください:

1. Perlの技術的な正確性
2. 追加すべきベストプラクティスやTips
3. CPANモジュールの紹介で追加できるもの

レビュー結果は箇条書きで提案してください。
実際の編集は行わず、提案のみをお願いします。

AGENTS.mdとプロンプトの使い分け

この経験から、以下のような使い分けが見えてきました:

AGENTS.mdに書くべきこと

  • リポジトリ全体のルールや規約
  • ファイル構成や命名規則
  • 基本的なワークフローの概要
  • エージェントの一般的な役割定義

プロンプト(アサイン時の指示)に書くべきこと

  • その場その場の具体的なタスク
  • 複数のエージェントの連携方法
  • 作業の範囲や制約条件
  • 期待する出力形式

AGENTS.mdは「辞書」や「マニュアル」のようなもので、プロンプトは「その時の業務指示書」のようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。

まとめ

カスタムエージェントに愛を込めて指示を出すのは楽しいし、エージェントからの反応も嬉しいものです。

しかし、複数のエージェントを連携させる時は、曖昧な指示ではなく、明確なワークフローと期待値を示す必要があることを学びました。

AGENTS.mdで全体の方針を定義しつつ、個別のタスクではプロンプトで具体的に指示を出す。この使い分けが、カスタムエージェントを効果的に活用する鍵だと感じています。

次回は、もっと明確な指示を出して、perl-mongerの知見を記事に活かせるようにしたいと思います。愛を込めつつ、しっかりと仕事をお願いする。それが良い関係を築く秘訣なのかもしれませんね。

参考リンク

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