@nqounetです。
シリーズについて
本シリーズは、PerlとMooを使ってゲームのセーブ/ロード機能を実装することを通じて、オブジェクト指向プログラミングとデザインパターンを実践的に学ぶ連載です。
「ゲームオーバーになったら最初から?途中から再開したい!」という誰もが経験する課題を解決する過程で、状態管理という現代的なプログラミング技術と、その背後にあるMementoパターンを自然に習得できます。
対象読者
このシリーズは以下のような方を対象としています。
- Perl入学式を卒業したばかりの入門者
- 「Mooで覚えるオブジェクト指向プログラミング」シリーズを読了した方
- オブジェクト指向プログラミングの実践経験を積みたい方
- デザインパターンを身近な題材で学びたい方
- Perlでゲームプログラミングに挑戦してみたい方
学習目標
本シリーズを完走することで、以下のスキルを習得できます。
- 状態管理の基礎: オブジェクトの状態を保存・復元する技術
- スナップショット: 状態を丸ごと保存するアプローチ
- カプセル化の実践: データを保護する設計手法
- 履歴管理: 複数の状態を管理する仕組み
- Mementoパターン: GoFデザインパターンの一つを実例から理解
- Commandパターンとの違い: 異なるアプローチによる「元に戻す」機能の実装
前提知識
本シリーズを始める前に、以下の知識があることを前提としています。
- Perlの基本文法(変数、配列、ハッシュ、サブルーチン)
- Mooによるクラス定義(
has、sub、new) - プロパティのアクセス制御(
is => 'ro'、is => 'rw') - オブジェクトの基本的な使い方
これらの知識は「Mooで覚えるオブジェクト指向プログラミング」シリーズで学ぶことができます。
各回の内容
シリーズの特徴
身近な題材から学ぶ
ゲームのセーブ/ロード機能は、誰もが一度は使ったことのある身近な機能です。この親しみやすい題材を通じて、複雑な概念を直感的に理解できます。
段階的な学習
第1回では単純なRPGを作成するところから始まり、問題に直面しながら少しずつ機能を追加していきます。各回で1つの新しい概念だけを学ぶため、無理なく理解を深められます。
実践的なコード
すべての回で実際に動作するコード例を提供します。自分の手で動かしながら学ぶことで、確実にスキルが身につきます。
パターンの自然な習得
デザインパターンの名前は第10回で初めて明かします。先に名前を知るのではなく、必要性を実感しながら実装することで、パターンの本質を深く理解できます。
シリーズ完走で得られるもの
本シリーズを完走すると、以下のような成果が得られます。
1. 動く成果物
セーブ/ロード機能を備えた完全なRPGゲーム(CLI版)が手に入ります。友人に「Perlでゲームを作った」と自慢できる具体的な成果物です。
2. 状態管理のスキル
Webアプリケーション開発でも重要な「状態管理」の基礎を、実践的に身につけられます。
3. デザインパターンの理解
Mementoパターンを実例から学ぶことで、他のGoFパターンへの学習意欲も高まります。また、第10回ではCommandパターンとの比較も行い、パターンの使い分けを理解できます。
4. オブジェクト指向設計力の向上
カプセル化、不変オブジェクト、クラス間の連携など、オブジェクト指向設計の原則を実践的に学べます。
5. Perlへの深い理解
Mooを活用したモダンなPerl開発のスタイルを体験でき、Perlの奥深さを再発見できます。
まとめ
「ゲームのセーブ機能」という身近な題材を通じて、オブジェクト指向プログラミングとデザインパターンを楽しく学びましょう!
まずは第1回から、シンプルなRPGを作るところからスタートです。
それでは、楽しいPerlライフを!
