回顧録-そもそものきっかけは赤字財政

来週の理事会に向けて徐々にエンジンの回転が上がってきています。 色々と調べていると昔のことを思い出してきました。

以前のマンションは結婚する時に新築で購入しました。 この時は管理組合とか自治会とかには興味がなく、マンションの管理は管理会社がやるものだ、という思いもあって何も考えずにすごしていました。 結局、総会が開かれずに1年が経過し、ようやく管理組合の発足総会が管理会社の号令で行われました。 …実際には妻が管理会社の尻を叩いていたのですが。

ともかく、第一回の総会がマンションの共用玄関ホールで開催されました。出席者はたしか11人だったと思います。議決権数は31で、今回の議長は管理会社の担当なので、担当が20票を持っていた形ですね。 当然椅子もない、机もない、声は響いて聞こえにくい、冬だったので寒い、など、とても話をする環境ではありません。 それでも、何人かから質問が出され、担当者が答えに窮する、という不思議な総会は1時間以上続いたと思います。 それも初年度の決算で管理費会計が赤字で、修繕積立金から補填という信じがたい出来事があったからでした。 結果的に、不明な事項については今後理事会に提出する、という条件つきで決算と予算は承認されました。

で、最後の議題は役員の決定です。

立候補が一人出ました。が、他の人たちは急に静かになりました。 私は「さっきまで威勢が良かったのになぁ」と他人事のように思いました。 気がつくと私の後ろで妻が(一緒に参加していたのでした(もちろん票は二人で1票))「あなたやりなさいよ」と。 まあ、質問も結構しました(ほとんど妻が気づいたことですが)し、いつまでも立ったまま会議するのも嫌なので、立候補することにしました。 (今考えても魔が差したとしか思えません)

で、先に立候補した方が副理事長となり、私が理事長となりました。 (何も考えてなかったに違いありません)

残りの理事はクジで決めることに。 残り役員のうち出席者が1名、欠席が2名。 欠席したうちの1名は店舗部分の区分所有者で、賃貸に出していました。 監事を出席の方にお願いしましたが、諸々の理由で辞退され、欠席したもう1名が監事となりました(後に管理会社の担当者が連絡し了解を得た)。

その後、改めて第1回理事会の日程を決め、総会は何事もなかったように終わりました。 欠席者がいたのも理由の一つですが、その理由は結果的に意味がないものでした。

総会を欠席する人は理事会も欠席するのです。

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