Gitlabを(まずは)5.1から5.2にアップデートした愛すべき理由

大きな理由

「Turbolink機能」に惹かれました。

結果としては期待しすぎた感じでしたが、転送量は確実に減っているので、アップデートする価値はあります。

きっかけ

今日、新大阪コワーキングに来た方と話していて、gitlabが5.2になっている、という話を聞きました。

調べてみると、どうやら最新版はここ数日内で5.3になっていたようです。

https://github.com/gitlabhq/gitlabhq/tree/master/doc/update

さくらのVPSにインストールしていたのは5.1だった

さくらのVPSにインストールしてすぐにバージョンアップさせた記憶があったのですが、確認してみると5.1でした。

最初にインストールしたのが5.0だったので、そんなものでしょうか。

それはともかく、5.2ではページ遷移が高速化したという話なのでアップデートすることにしました。

それ以外にもこんな感じのアップデートらしいです。

アップデート作業

アップデートは細かい手順書があるのでそちらを参考にします。

https://github.com/gitlabhq/gitlabhq/blob/master/doc/update/5.1-to-5.2.md

5.0から5.1にアップロードする際も、公式のドキュメントが一番わかり易かった記憶があります。

設定ファイル以外は書いてあるコマンドをそのまま打ち込みます。

設定ファイルは、5.1以降で追加された部分をチェックするようにしました。

gitlab.ymlの変更

gitlab.yml 40行目あたりからの

1
2
3
4
5
6
7
## Default project features settings
default_projects_features:
issues: true
merge_requests: true
wiki: true
wall: false
snippets: false

この部分と、同じく162行目あたりからの

1
2
3
4
5
6
7
8
extra: 
## Google analytics. Uncomment if you want it
# google_analytics_id: '_your_tracking_id'

## Text under sign-in page (Markdown enabled)
# sign_in_text: | 
# ![Company Logo](http://www.companydomain.com/logo.png)
# [Learn more about CompanyName](http://www.companydomain.com/)

こちらの部分が追加になっていました。

先の「default_projects_features」は、新しくリポジトリを作成した時に、SettingできるFeaturesの初期値です。

ほとんどのリポジトリではこれらの機能は使わないので、全部falseにしました。

後半の「extra」には、google analyticsのID指定や、サインインの画面のテキストが設定できるようですが、使っていないので詳細は不明です。

puma.rbの変更

こちらは5.1から特に変更になった部分はありませんでした。

/etc/init.d/gitlabの変更

新しい起動スクリプトがあるようなのでそれをそのまま使ったのですが、ソケットを削除するコマンドでエラーが出るのでその部分だけはコメントにしました。

起動自体は問題ないので、エラー表示が気にならないようであればそのままでも問題ないと思います。

Gitlabを使うようになった経緯

Issuesは、簡単なチケット管理システムです。

これがあったので、Alminiumを止めてgitlabを使うようになりました。

Alminiumは、インストールは簡単なのですが、アップデートがよくわからないのと、いつの間にかpush時にエラーが出る(push自体はできていますが、正常終了できない)ようになってしまって、サーバーのログを見たり、色々検索してみたりしたのですが、解決の糸口もつかめませんでした。

丁度そのころGitprepを見つけたのでそれも考えました。

インストールして試してみましたが、動作も軽快なので、Gitのリポジトリが欲しいならとても良い選択肢だと思います。

何と言ってもPerlで書かれていますし。

…ただ私にとっては、プロジェクト管理機能が必要だったのです。

そして、Gitlabを知って、今に至る。という感じです。

コミットログに一工夫するだけでも便利に使える

コミットのログに「#チケット番号」と書いておくと、そのチケットへのリンクが張られるので、後から確認するのも便利です。

git-flowとの相性も良いと思います。

このへんの運用というか使い方の話は、ガッツリ使っている方に聞いてみたいところですね。

色々便利な方法があるんじゃないかと思っています。

ちなみに、私はfeatureのprefixを入力する際に「feature/#」としています。

入力が1文字減るだけですが、チケット番号だけで済むのはなかなか良いと思いますよ。

5.2になりました

さて、期待していたTurbolinkについては、劇的な体感はありませんでしたが、少し速くなった感じはします。

ただし転送量は大分違う(1/3くらい?)ので、転送量を減らしたい場合はかなり有効だと思います。

ただ、発生条件はよくわかりませんが、ある程度の時間放置していると上手くリンクしない現象が起きています。

詳しくは見ていませんが、JavaScriptのエラーが出ていました。

その辺は最新版に期待したいところです。

バージョンはHelpを見ればわかります

最初に戻りますが、話をしている間、現在のバージョンが何だったかを調べていたのですが、簡単に調べられる方法があったのをすっかり忘れていました。

Helpを見ればそこにバージョンが書いてあります。

Gitlabは便利なツールです

インストールした時には、ここまで使えるとは思っていませんでした。

今は、手元に保管(放置?)していたファイルはすべてGitlabで管理しています。

Issuesもシンプルですが、機能としては十分すぎるほどです。

プライベートなプロジェクトを管理するのであれば、試してみる価値はありますよ。

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