ドコモのビッグデータ販売についての記事はなんだか作為的

@nqounetです.

TLに流れてきて「はぁ?」って思ったので読んでみたらなにか変.

  • ドコモ、ビッグデータ販売へ…基地局機能活用 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

基地局が収集するデータには、位置情報だけでなく契約者の携帯電話番号や生年月日などの個人情報も含まれる。解析するデータには性別、年齢、大まかな住所は含まれるが、その他の情報は加工して個人が特定できないようにする。

記事にはこのように書いてあるのだが,ドコモのプレスリリースを読むと,電話番号や生年月日については何も書いていない.

前半部分は紛らわしいのではないか?

「モバイル空間統計」は、携帯電話サービスをお客様に提供する過程で必要となる運用データの一部(携帯電話の位置データおよびお客様の年齢、性別、住所)に非識別化処理、集計処理、秘匿処理をドコモ内部で実行し作成する、お客様のプライバシー保護に配慮した統計情報です。場所や時間による人口の変動を推計することができます。 「モバイル空間統計」は個人の個々の情報ではなく集計された人口の数値であり、個人を識別できない情報です。お客様のご希望により運用データを「モバイル空間統計」から除外する「利用停止手続」を行うことも可能です。

ただ単に,そのエリアに何人がいて,その人達について男女比,年代ごとの人数,現住所(都道府県レベル?)ごとの人数が把握できる,ということじゃないの?

こういう紛らわしい記事で,ビッグデータの未来が閉ざされるのは心外です.

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