@nqounetです。
公約どおり続きです。
どうやって教えるのか考えていた日々
自分自身が講師役をやっているときは、どうやって伝えるのか必死に考えています。考えていました。
資料を作るときも、どういう言い方が理解しやすいだろうか、とか、どういう問題が調度良いだろうか、とか。
3時間分とはいえ、資料を作るのにも結構かかりますが、Perlの裾野を広げたい、というモチベーションで初シーズンを乗り越えることができました。
しかし、昨シーズンはほぼ顔を出していませんでしたし、今シーズンは優秀な後継者がいるので、少し離れた場所で見ているのですが、果たしてこれでよいのだろうか?と思うのです。
運営の仕組みはかなり良いと思います。
サポーター陣営も分厚い(初シーズンや昨シーズンの参加者がサポーターになってくれています)し、講師として頑張ってくれる学生さん(チョット負担かけ過ぎなので、もう少し分散してほしいとは思います)もいて、良いサイクルになっていると思います。
それらがわりと自発的になっていて、Perl入学式が一人で歩き始めた感じを受けています。
だとしたら何が、と思うのですが、それはPerl入学式のコンテンツとも言える教材のことです。
何を教えるのか
教える、というとおこがましいですが、他に言葉を知らないのであえて「教える」という言葉で表現します。
Perl入学式は、プログラミングを初めて学ぶ人でもPerlのプログラミングを学習できる、ということをコンセプトにしています。
しかし、素質がある人は別ですが、本当に初めての人が20時間ほどでプログラミングできるようになるとは到底思えません。
教える必要があるのは、文法ではなくて、自力でプログラミングできるようになるにはどうすればよいのか、ということだと思います。
最近読んだのですが、ずっとモヤモヤしていたことが活字になって飛び込んできた感じがしました。
ここにも書かれている「自走するエンジニア」という言葉にハッとしました。
やらなければならないのは、自動車学校のようなことなのだろうと思うのです。
最初に乗る車は簡単にはエンストしないような無骨なディーゼル車でいいんですよ。
それで運転の仕方を覚えたら、好きな車に乗ればいい。
今乗っている車の細かいことを教えてもあまり意味は無いんじゃないかなと。
Perl入学式は、Perlを教えるんじゃなく、プログラミングをPerlで教えるんだと。
この前のPerl入学式で、あまりサポートせずにこんなことを考えていました。
まあ、妄想ですけど。
テキストはいくつもある
Perl入学式は、今期で3期目です。
ということは、既に2周しているので、テキストも2周分あります。
今期のテキストは大きく方向転換しない限り前期とほぼ変わりません。
何故かと言うと、基本部分はきっちりと押さえて作ってあるからです。
なので、個人的には出来る人はどんどん先に進んでいって良いと思うし、勉強会では本編とは全く違う質問をしてもらっても構わないと思っています。
サポーターを困らせるほどの鋭い質問があってこそ、サポートしている価値があるというものです。
そして、未経験者のかたも、どのあたりがわからないのかを把握する意味でも、目を通していただきたいと思っています。
次回のPerl入学in大阪は
今のところの9月6日(土)に開催する予定です。
その前の週はYAPC::Asiaなので、熱気冷めやらぬ雰囲気になっていると思います。
という感じに上手くまとめた(つもりな)のですが、書こうと思ったことが結局書けていません。
なのでまだ続きます。
次回は、Data::Printer(あるいはDDP)、テスト駆動での勉強会ってどうよ、懇親会でpecoったはなし、の3本です。(予定)